6年 総合的な学習の時間「かがやく未来へ 富桑SDGsに挑む!」つながりの輪を広げたい ~パラスポーツ「ボッチャ」から学ぼう

 「10年後にどんな社会、世界に暮らしたいと思いますか?」という問いかけからスタートした6年生の総合的な学習の時間。「かがやく未来へ 富桑SDGsに挑む!」で子どもたちは、世界の子どもたちの現状や課題、暮らしを支える資源についてなど、SDGsの視点で人権、環境問題についてテーマを決めて調べ探究し、自分たちにできることを考え取り組んでいます。夏休み前には、ウクライナ緊急募金プロジェクトを立ち上げ、多くの方から協力をいただきました。

 さらに子どもたちは、自分たちの未来が、みんな幸せで安心して暮らせる世の中であるために、様々な立場の人々と「つながっていく」ことができないかということを考えました。スポーツの視点で、パラリンピックやパラスポーツについて調べていく過程で、「自分たちもやってみたい」「より多くの人とスポーツをしたい」という思いを高め、ボッチャ体験教室に臨みました。


 9月8日(水)ボッチャ体験教室がありました。

 鳥取県ボッチャ協会のボッチャ選手である上野柊斗さんが、校長先生とボッチャ対戦をしながら、ボッチャのルールについて教えてくださいました。ボッチャは、ジャックボールをめがけてボールを投げ、よりジャックボールの近くに自チームのボールを投げたチームの方が勝ちになります。ジャックボールからの距離を正確に測定することが重要です。みんなが真剣に説明を聞きました。

 グループに分かれて、ボッチャ対戦開始です。

鳥取県ボッチャ協会の上野さん、小笹さん、山口さんが、審判をしてくださり、どのチームもやる気満々です。



 





 今度は、富桑小選抜チームと上野さんとの対戦です。

よりジャックボールに近付くよう、知恵を出し合い臨みました。








 子どもたちは友達と思いっ切りボッチャを楽しみ、パラリンピックスポーツであるボッチャの魅力を感じることができました。道具を工夫したり支援したりすることで、様々な人とスポーツを一緒に楽しむことができることを知り、創意工夫することで多様な人々とつながっていくことができることに気付きました。







このボッチャ体験を通して、子どもたちは、魅力あるパラスポーツのボッチャを、「みんなに知ってもらいたい。」「広げていきたい」という思いを高めました。そして、校内ボッチャ大会を開催しようと計画しています。また、より多くの人にボッチャのよさを発信していくために、報道チームを作り、ボッチャについての動画作成にも取り組んでいます。さらに、6年生の子どもたちは、10月の栃木国体にボッチャの鳥取県代表として出場される上野柊斗さんを応援しようと応援団を結成し、上野さんに応援動画を贈りました。






 「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ」

 パラリンピックの父と言われるルートヴィヒ・グッドマン氏の言葉です。

 鳥取県ボッチャ協会の上野さん、小笹さん、山口さんが贈ってくださったメッセージをしっかりと受け止め、子どもたちは、未来に向けて「今できること」を考えて行動していこうとしています。


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